体のコラム

インフルエンザ予防のあれこれ

これから流行のピークを迎えるインフルエンザ、みなさんは大丈夫ですか?
インフルエンザは、例年11~12月頃に流行が始まり1月下旬から2月にかけてピークを迎え、3月頃まで続きます。
今回は、まだまだ油断できない「インフルエンザの予防」についてお話します。

インフルエンザってそもそもなに?

この季節、非常に厄介なインフルエンザ。
インフルエンザの語源は「影響」を意味するイタリア語「influence」からきた言葉で、当時は爆発的に伝染するこの病気の原因がわからず、冬から春先にかけて発症するのには惑星の並びが影響していると仮説を立てたことからこう呼ばれているそうです。

ウイルスのイラスト

インフルエンザはウイルス性の病気で、細菌が感染する病気とは異なります。
細菌とウイルスには違いがあり、細菌はウイルスよりも数十倍から百倍大きく、かつ自分で繁殖する能力があります。
一方、ウイルスは自身で繁殖はできないものの粒の小ささから体内への侵入がしやすく、抗生物質が効きません。そのため、一度感染すると非常に厄介です。

意外な感染経路

ウイルス性の病気はそのウイルスが体に侵入するところから始まりますが、主にどこから来るのでしょう?
まずは「飛沫感染」です。
人の呼気(吐く息)やくしゃみの中に潜むウイルスが他の人の粘膜に接触し、ウイルスの繁殖が始まります。
空気中の湿度が低いと空気は乾燥し、ほこりやウイルスが舞い上がりやすくなります。
そのため、まず室内の加湿は予防の基本!
最近では、空気清浄機と加湿器が一緒になったものもありますので活用するとよいでしょう。しかし、加湿器のメンテナンスを怠るとほかの病気も誘い込んでしまいます。その点に関しては後述します。

手洗いをマメに行いましょう

飛沫感染に関しては、くしゃみをするときに手で押さえることは基本ですが、手のひらで押さえてしまうと大変です!
ウイルスが付いた手でドアノブや手すりを触ってしまう場合、その箇所を介して感染が広がることになります。
外出から帰宅した際はもちろんですが、日頃から手洗いをマメに行い消毒を徹底しましょう!

古典的な食養生のあれこれ

身体的な面から予防しようとするならば、まずしっかり栄養をとり睡眠を確保することが基本です。
栄養と言うとタンパク質や糖質を思い出しますが、免疫を高めるうえで一番大事なのは腸内環境を整えること。
トマトやブロッコリーなどの緑黄色野菜と食物繊維をたっぷり摂り、腸をキレイに保ちましょう。
また、少し旬は外れてしまっていますが、果物の柿を蒸し器で熟し凍らせることで予防食とすることもできます。
これは本草学(薬用の植物を研究した中国の学問)の中にある「本草寒野柿」というもので、柿の中にある抗酸化作用の働きを強めてくれるビタミンAやCなどの有効成分が凍った結晶の中に凝縮されることで、効果を発揮します。

加湿は大事!でも気をつけて!

ちまたに流通している加湿器の多くは気化式と言って、水を浸み込ませたファンを回すことで空気中に水蒸気を放出する仕組みです。
空気清浄機とセットになっているものは大体この方式ですが、なかにはスチーム式といわれるものがあります。
スチーム式の原理は熱で水を温めその蒸気を集め空気中に撒く方式です。ストーブの上にやかんをおき湯気を出す方式と思っていただければイメージがつくと思います。

スチーム式は加湿効果が優れており、短時間で湿度を高めることができます。しかし、水を溜めておくタンクに熱がこもりタンク内で雑菌が繁殖、それが湯気と一緒に撒かれてしまうこともあります。
主にレジオネラ菌という雑菌が繁殖し、重篤な肺炎の原因にもなります。
水を入れるお皿のヌメリがある場合、雑菌が繁殖しているサインです。
水の取り替え時には、しっかりヌメリを洗い流しましょう。

一番の予防は疲労を蓄積しないこと

カイロプラクティックで骨格を整え疲労回復

このようにインフルエンザの予防にはいろいろな方法がありますが、やはり疲れを残さないよう体をケアすることが最も大切です。
疲労やストレスの蓄積によって体力や免疫力が低下しているときは、インフルエンザウイルスに感染しやすい状態とも言えます。

疲れが溜まっていると感じたときは、カイロプラクティックをオススメします。
カイロプラクティックは骨格を整えることで、代謝や血液・リンパの流れを促進し免疫力を高め、体を疲労回復へと導きます。
疲れが取りきれずお困りの際は、当院にご相談ください。

「疲労回復」「代謝促進」「健康維持」のことなら
大泉学園北口カイロプラクティック整体院